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ホームページ制作を支える3つの仕事。ディレクター・デザイナー・コーダーの違い

ホームページ制作を支える3つの仕事。ディレクター・デザイナー・コーダーの違い

制作会社のサイトや提案書には、「ディレクター」「デザイナー」「コーダー」といった肩書きが出てきます。
ただ、それぞれが何を担当し、打ち合わせで伝えた希望が誰に引き継がれるのかは、依頼する側には分かりにくいこともあります。

また、依頼を考えている制作会社が少数で制作されていると知り、「すべて任せても大丈夫だろうか」と迷う方もいると思います。

この記事では、ホームページが完成するまでに、誰がどのような仕事をするのかを紹介します。
大人数で制作する会社と、少数で対応する会社の違いを知り、企業や店舗に合った依頼先を考える際の参考にしてください。

ホームページ制作を支える3つの仕事

ホームページ制作には、大きく分けて3つの仕事があります。
打ち合わせの内容を整理して制作を進める仕事、画面をデザインする仕事、デザインをもとに実際のページを作る仕事です。

それぞれの担当者を、一般に「ディレクター」「デザイナー」「コーダー」と呼びます。
呼び方や担当する範囲は会社によって異なるため、まずは何をする人なのかが分かれば十分です。

打ち合わせで伝えた希望は、ディレクターが整理し、必要なページや掲載内容を決めていきます。
それをもとにデザイナーが文字や写真の配置、色などを考え、画面のデザインを作ります。
コーダーは、そのデザインをスマートフォンやパソコンで見たり、操作したりできるページに仕上げます。

この3つは、必ず別々の人が担当するわけではありません。
複数人で分担する会社もあれば、1人がすべてを担当する会社もあります。
人数が違っても、内容を整理し、デザインを考え、ページを作る仕事が必要なことは同じです。

ディレクターは、打ち合わせの内容を整理して制作を進める人

ディレクターは、依頼主の希望を聞き、制作する内容や日程をまとめる担当者です。
よく、ホームページ制作では「現場監督」としてたとえられています。

まず打ち合わせで、ホームページを作る目的や載せたい内容、予算、希望する公開日を確認します。その内容をもとに、必要なページや機能、画面の配置などを提案し、依頼主と相談して決めていきます。

制作が始まったら、デザイナーやコーダーなどに作業を依頼し、完成したものが打ち合わせの内容に合っているかを確認します。予定どおりに公開できるよう、各担当者の作業の進み具合を確認し、日程を調整するのも仕事です。

依頼する側にとっては、希望や修正内容を伝えたり、進み具合を聞いたりする相談相手になることが多いでしょう。

ただし、どの制作会社にも「ディレクター」という肩書きの人がいるわけではありません。最初の相談は営業担当者が受け、制作が始まってから別の担当者へ引き継ぐ会社もあれば、デザイナーが打ち合わせや進行管理を兼ねる会社もあります。

実際に、job tagのWebデザイナーの説明にも、依頼主との打ち合わせや、ホームページの方向性を決める仕事が含まれています。 肩書きだけで判断せず、「制作全体をまとめるのは誰か」「相談や修正の連絡は誰にすればよいか」を確認しておくと、やり取りを進めやすくなります。

デザイナーは画面をデザインし、コーダーは実際に使えるページを作る

ディレクターが整理した内容をもとに、デザイナーが画面の見た目を考え、コーダーが実際のページを作ります。
それぞれの工程で、依頼する側が確認することも異なります。

デザイナーは、色や文字、写真の配置を考える

デザイナーは、ページの色、文字の大きさ、写真や文章の配置などを考える担当者です。
Figma(フィグマ)、Illustrator(イラストレーター)、Photoshop(フォトショップ)などのデザインツールを使い、完成時の画面を作っていきます。

制作の途中では、完成時の見た目を確認するための「デザイン案」をお見せします。画像で提出する場合は、ボタンを押しても別のページへ移動するなどの動作はしません。

実際に、デザイン案を完成したホームページだと思われたことがありました。
確認のお返事をいただけず、制作が止まったためにお尋ねしたところ、認識の違いが分かりました。

当社では、デザイン案をお見せする際に、まだ動作するページではないことをお伝えしています。写真や文章に仮のものが含まれている場合は、どの部分があとから差し替わるのかも説明しています。

コーダーは、デザインをもとにページを作る

コーダーは、デザイン案をもとに、パソコンやスマートフォンで見たり操作したりできるページを作る担当者です。この作業を「コーディング」と呼びます。

プログラミングのように、コンピューターが読み取れる言葉で指示を書く作業をイメージすると分かりやすいでしょう。
「ここに写真を置く」「文字をこの大きさにする」「ボタンを押すと別のページへ移動する」といった指定を、コードとして書いていきます。

文字や写真をデザインに合わせて配置し、リンクやボタンを使えるようにします。
担当する範囲や呼び方は会社によって異なり、デザイナーやディレクターがコーディングを兼ねる場合もあります。

デザイン案と、実際のページをそれぞれ確認する

デザインとコーディングは別の工程なので、依頼する側にも段階を分けて確認していただきます。

デザイン案では、色や写真の雰囲気、文字の配置などが希望に合っているかを確認します。
ページができたら、見た目に加えて、リンクやボタンが正しく動くかも確かめます。

当社では公開前に、スマートフォンで実際のページを開き、文字の大きさや読みやすさを確認していただいています。電話番号のタップや問い合わせフォームの送信も試していただき、写真や文章に間違いがないかも確認します。

仕事の数は同じ。違うのは、何人で担当するか

3つの仕事を知ると、「少数で運営する会社では、どれかが抜けるのでは」と気になるかもしれません。しかし、会社の規模が変わっても、必要な仕事は同じです。違うのは、それぞれの仕事を何人で担当するかです。

厚生労働省の「job tag」では、小さなサイトなら1人ですべてを担当することもあると説明されています。
一方、数百ページに及ぶ大きなサイトでは、デザインや画像の制作、進行管理などを分担します。写真家や文章を書く人などと協力して制作することもあります。

1人で複数の役割を担うのも、サイトの規模に合わせた制作体制の1つです。

制作体制によって変わるのは、打ち合わせで話した内容の伝わり方です。分業する会社では、窓口の担当者やまとめ役を通じて、デザイナーやコーダーへ内容を伝えます。それぞれの担当者が専門の仕事に集中できる点が、この体制の良さです。

1人で相談から制作まで担当する会社では、打ち合わせで話した相手がそのままホームページを作ります。
ほかの人を介さず、細かなご要望や、その背景にある考えまで直接伝えられます。

相談を受けた本人が制作の進み具合も把握しているため、修正や変更について、その場で対応方法を相談しやすいのも利点です。担当者間で確認を取り合う必要がなく、判断から作業までを進めやすくなります。

公開後も同じ人が対応する場合は、制作時の経緯を踏まえて更新や改善を相談できます。
「なぜこの内容にしたのか」を最初から説明し直す負担も少なくなります。

当社では、小〜中規模サイトなら打ち合わせから構成、デザイン、ページの組み立て、公開作業、公開後の更新まで、基本的には1人で担当しています。ご相談やご連絡の窓口も同じです。

最初の打ち合わせでは、ご要望を伺いながら「何のためにホームページを作るのか」を確認します。デザインに進む前には、紙やデータでページ構成をご覧いただき、了承を得てから制作を進めています。打ち合わせで決まったことは、その日のうちにメールでお送りしています。

ただし、すべての作業を常に1人で行うわけではありません。
ロゴ制作が必要な案件では、外部の専門家に依頼することがあります。
まれに、デザインやページの組み立てを外部へ依頼する場合もあります。

写真撮影は、ご希望に応じてカメラマンへ依頼します。
撮影当日は、カメラマンと店主の方が現場で直接話しながら進めます。

大規模なシステムの開発や、情報を保護するための専門的な対応が必要な案件では、外部のパートナーに依頼します。必要に応じて、打ち合わせに同席してもらうこともあります。システム開発や撮影を外部へ依頼する場合は、決まった時点でお客様にお伝えしています。

1人で制作する会社と分業する会社、それぞれの向き不向き

制作体制には、作りたいサイトの規模や希望する進め方によって向き不向きがあります。
まずは、1人で制作する会社へ依頼する際に、知っておいていただきたい点からお伝えします。

当社の場合、同時に受けられる案件の数には限りがあります。そのため、ご依頼いただいてもすぐには着手できない時期があります。

また、すべての分野に1人で対応できるわけではありません。
情報を保護するための専門的な対応が必要なシステムなどは、外部のパートナーに依頼しています。

1人で制作する会社の良さは、作る人と直接話せることです。

分業する会社の良さは、分野ごとに専門の担当者がいることです。
大規模なサイトや、複数の分野の知識・技術が必要な案件に向いています。窓口の担当者に全体の調整を任せたい場合や、依頼する企業や店舗で複数の人が確認に関わる場合も、分業する会社のほうが進めやすいと考えています。

ただし、担当者の間で情報を共有したり、判断を確認したりする場面は増えます。

制作体制を選ぶときは、まず作りたいサイトの規模を目安にしてください。
大体30ページ程度以内で構成する企業や店舗のサイトは、「小規模サイト」もしくは「中規模サイト」に近いです。

数百ページに及ぶサイトや、複雑な機能が必要なサイトでは、複数の担当者が専門分野を分担する体制が向いています。

ただし、規模だけで決まるわけではありません。
作る人と直接話しながら決めたいのか、窓口の担当者に要望を整理してもらいながら進めたいのか。
希望する進め方によっても、合う体制は変わります。

まとめ

ホームページ作りには、全体をまとめる仕事、見た目を決める仕事、ページを組み立てる仕事の3つがあります。

会社の規模によって違うのは、それぞれの仕事を何人で担当するかです。
1人で運営する会社でも、必要な仕事がなくなるわけではありません。

制作体制には、それぞれ得意なことと苦手なことがあります。
1人で運営する会社では、作る人と直接話せます。
ただし、すぐに着手できない時期や、外部の専門家に依頼する分野もあります。
分業する会社では、各分野の専門担当者が制作を進める一方、担当者の間で情報を共有したり、確認したりする時間や手順が増えます。

どちらが合うかは、作りたいサイトの規模と希望する進め方によって変わります。
相談先の候補が絞れてきたら、何人で制作し、どの工程を誰が担当するのかを聞いてみてください。

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